●食い意地旅行記 屋台の飯はうまかタイ NO.8
2000/3/01 水
昨日、ホテルにチェックインするときに目を付けていたクリーニング屋さんがある。
中国系みたいで、洗濯ナントカと漢字の看板がかかっていた。その普通のおうちは、扉が
開けっ放しの土間で開業していて、昔の映画に出てくるような「洗濯女の家」という雰囲気だ。
私は、朝食後にさっそく、たまってる汚れたGパン、厚手のフードつきトレーナーなどの大物を出した。
この旅行期間中、ホテルのバスタブでちまちまと洗っていたが、面倒だったのでついでに下着類
まで出してしまった。日本じゃまずやらないことだが、コソコソと洗うのにくたびれちゃったンだもん(T_T)
ビニールのショッピングバッグ一杯で100B弱。たまにはコンナ贅沢したっていいよネ(^-^;
朝食後、ぶらぶらと街の中をお散歩。
クソ暑い中、のんびり歩いてるのは観光客ぐらいなものかもしれない。
この街にも、マクドナルドやケンタッキーやピザ屋はあるし、コンビニに至ってはあっちこっちで
見かける。それでもバンコクと比べて、チェンマイは交通量は少ないし、
街全体がしっとりと落ち着いた空気が流れている。
お昼頃、昨夜遅くホテルに訪ねてきたH氏と、今度はホテルの部屋で会った。
H氏は、1年前のタイ旅行以来しっかりタイにハマッて、その後何度もタイに来ていたらしい。
日本でもタイ料理屋やタイのカラオケに出入りし、高い授業料を払ってしっかりタイ語を
マスターしている様子。
元々ガキ大将のような性格と異常に無邪気な好奇心を持っていたH氏。
語学の才能は、音感の良さと、元々生まれながらに持っている語学のセンスだと思うのだが、
彼の場合はまさにソレだった。
H氏は、英語はもとよりペラペラで、タイ語もタイ人相手に冗談をとばすほど喋れるらしい。
この3週間、チェンマイの学生5〜6人が一軒家で集団生活しているところに、彼はちゃっかり
居候を決め込んでいたようだ。で、ますますタイ語に磨きがかかったと言うわけだ。
でもってタイ人気質が合ったらしく、ホテルの部屋で缶ビールを呑んで、
白アザラシの子供のように(H氏は童顔・色白のぽっちゃり体型)、ベッドで
ごろごろしているH氏の姿は、根っからのタイ人のよう……^-^;
アハハ...
飯でも食うべぇーと、H氏の案内でインド料理専門のレストランに入った。
種類の違うランチセットを3つ注文して、3人で食べた。タイ料理の辛さとまた違った美味しさに、
ちょっと新しい発見をしたみたいで嬉しい♪
夜は、昨日行ったフードセンターへ行き、ダラダラとビールを呑む。
舞台では、タイの民族舞踊をやっていて、チェンラーイの舞台より少しあか抜けて見えるのは、
私の気のせいかしらん!?
昼間と違って、欧米人の観光客がやたらと目に付いた。アメリカ人は陽気というより騒々しい。
舞台の前の観客を無視して、平気でウロウロと歩いてみたり、舞台の真ん前で長いこと突っ立った
まま、カメラのフラッシュをたいている。それも入れ替わり立ち替わり、だ(怒)。
「○△×#%?(ちょっとォ〜、あそこが空いてない?)」、「○◇■▽£§♭!(席取りしなきゃ!)」
……と言ったかどーかは判らないけど、
台湾人グループ?は、ドドーッと集団で出没して、ガダガタ椅子取り合戦をして、
席についても落ち着かず、舞台を見ないで仲間同士でひたすら喋り散らしっ放し。
妙にカン高い声の合唱…忙しいお喋りと笑い声が五月蠅くて、音楽が聴きとれない(怒)。
(怒)(怒)……と怒りながら、なんだか私の住むJ商店街のオバサン達を思い出し、
オバサン根性に国境はないのねと、可笑しかった。
そんな中、孤独な老ドイツ人(かってに思いこむ)発見。
彼も、舞台をじっくり観たいらしく、彼の前をウロウロする人々を避けてるため、ビール瓶と
グラスを持って、少しでも舞台が見える位置へと頻繁に席を移動している。
その姿に、同情しつつ「ヨッ、ご同輩!」と声をかけたい気分になってしまった。
10時過ぎ、屋台で串(水牛か?)、コンビニで氷とメコンウィスキーを買ってホテルに戻った。
ベッドにもぐり込み、テレビを眺めつつ(タイ語で訳が判らないので眺めるだけネ)、
一杯やって、そのままおやすみなさ〜い(-_-)゜゜zzZ